咳に効く7つのエッセンシャルオイル
咳に効くこれらのエッセンシャルオイルは、2つの効果があります。1つ目は、咳の原因となる毒素、ウイルス、細菌を殺菌することで咳の原因に働きかけること。もう1つは、痰を緩め、呼吸器系の筋肉をリラックスさせ、肺への酸素供給を増やすことで咳を鎮めることです。咳には、これらのエッセンシャルオイルを1つだけ使用することも、複数を組み合わせて使用することもできます。
1. ユーカリ
ユーカリは咳に効果的なエッセンシャルオイルです。去痰作用があり、病気の原因となる微生物や毒素を体から排出するのを助けます。また、血管を拡張し、肺への酸素供給量を増やすので、咳が止まらず息切れがひどいときにも効果的です。さらに、ユーカリオイルの主成分であるシネオールには、多くの細菌、ウイルス、真菌に対する抗菌作用があります。
2. ペパーミント
ペパーミントオイルは、メントールを含み、抗菌作用と抗ウイルス作用の両方を持つため、副鼻腔の詰まりや咳に最も効果的なエッセンシャルオイルです。メントールは体を冷やす効果があり、副鼻腔の詰まりを解消することで鼻づまり時の鼻の通りを改善します。また、ペパーミントは喉のかゆみによる空咳を和らげる効果もあります。鎮咳作用や鎮痙作用があることも知られています。
3. ローズマリー
ローズマリーオイルは気管平滑筋をリラックスさせる作用があり、咳を和らげるのに役立ちます。ユーカリオイルと同様に、ローズマリーにはシネオールが含まれており、喘息や副鼻腔炎の患者の咳の発作の頻度を軽減することが示されています。また、ローズマリーには抗酸化作用と抗菌作用もあるため、天然の免疫力を高める効果があります。
4. レモン
レモンのエッセンシャルオイルは、免疫力を高め、リンパの流れを促進することで知られており、咳や風邪の早期緩和に役立ちます。抗菌作用、抗酸化作用、抗炎症作用があり、呼吸器系の疾患と闘う際の免疫力サポートに最適です。また、レモンのエッセンシャルオイルはリンパ系にも効果があり、血流を改善し、リンパ節の腫れを軽減することで、外部からの脅威から体を守ってくれます。
5. オレガノ
オレガノオイルの有効成分はチモールとカルバクロールの2つで、どちらも強力な抗菌・抗真菌作用があります。研究によると、その抗菌作用により、オレガノオイルは呼吸器疾患の治療によく使用される抗生物質の天然代替薬として使用できることが示唆されています。また、オレガノオイルは抗ウイルス作用も示しており、多くの呼吸器疾患は細菌ではなくウイルスによって引き起こされるため、咳を伴う症状の緩和に特に効果的です。
6. ティーツリー
ティーツリー(マラレウカ)の最も古い使用記録は、オーストラリア北部のブンダジャルング族が葉を砕いて吸入し、咳、風邪、傷の治療に使用していたというものです。ティーツリーオイルの効能の中でも最もよく研究されているのは、その強力な抗菌作用です。呼吸器疾患の原因となる悪玉菌を殺菌する働きがあります。また、ティーツリーは抗ウイルス作用も示しており、咳の原因を解消し、天然の消毒剤としても役立ちます。さらに、ティーツリーオイルには殺菌作用があり、爽快な香りが鼻づまりを解消し、咳などの呼吸器症状を和らげるのに役立ちます。
7. フランキンセンス
乳香(ボスウェリアフランキンセンス(フランキンセンス属)は、呼吸器系への良い効果が古くから謳われており、咳止め、カタル、気管支炎、喘息などの緩和に蒸気吸入、入浴、マッサージなどに用いられてきました。フランキンセンスは穏やかな香りで、単独で肌に塗っても概ね良好な耐性を示しますが、ご不安な場合は必ずキャリアオイルで希釈してください。
投稿日時: 2023年6月14日